爪周囲炎

 

爪周囲炎(そうしゅういえん)とは、爪の周りに起こる感染症のことです。その症状としては、爪の根元や指先が赤く腫れてきたり、炎症を起こしたりします。そのまま炎症を放っておくと、膿が溜まってきます。

 

ほとんどの場合では、自然に傷口がくずれて膿が出てきます。膿が出てしまえば治ることもありますが、膿が出きらずにいると慢性化して化膿が進んでしまいます。そうなってしまうと、やっかいなことになりますので、早めに処置をした方が良いでしょう。

 

爪周囲炎となる原因には色々なものがありますが、一番多いものは手が荒れることで炎症を起こすケースです。手荒れの原因としては、泥や砂、水、洗剤などの刺激物があります。これらは非感染性の原因ですが、感染性の原因もあり、カンジタ菌のようなカビや黄色ぶどう球菌などの細菌によって引き起こされるケースもあります。

 

爪周囲炎の対処法としては、先ず爪と爪の周囲を清潔に保つことです。細菌が原因である場合は抗生物質を使用し、カビが原因である場合には坑真菌剤を使用します。手湿疹が原因である場合には、副腎皮質ホルモンやステロイドの軟膏で炎症を抑えるのが一般的です。

 

これらの原因や症状を特定することは自分ではなかなか難しいので、専門医に診てもらってから薬を使用するようにした方が良いと思います。