咬爪症

 

咬爪症(こうそうしょう)とは、爪の噛み過ぎによって爪の形が変形してしまう状態の事です。噛爪(かみづめ)とも呼ばれています。

 

咬爪症は、ささくれや爪の組織を損傷してしまう事により起こる細菌感染の原因となる事もあります。一番良いのは爪を噛む癖を直すことなのですが、なかなか癖というものは直しにくいものです。そこで、爪にマニキュアを塗ったり、爪の表面にクリームを塗ったりすると効果的です。

 

そうすることで、爪を噛むという行為を自然と避けるようになるからです。爪をいつもきれいにしておくのも良い方法です。ヤスリなどを使ってなるべく自然の丸みを帯びた形に整えておきましょう。時間をかけてきれいにした爪であれば、噛もうとする気はおきなくなるはずです。

 

また、爪を噛みすぎていると爪自体が短くなってしまいます。つまり、正常な人の深爪の状態が、深爪の人の正常の長さになってしまうのです。そういう人が、もし爪を伸ばしたくなったときには、普通に白くなって爪切りできる部分がとても多くなってしまい、不格好になってしまいます。

 

また、汚れやバイ菌も爪と皮膚の間に入りやすくなってしまうために、衛生的にもよくありません。爪を噛むことによって爪の変形がひどい場合は、爪が十分に伸びて変形が直るようになるまでつけ爪を付けるようにし、自爪を隠して保護する方法をとるのが良いと思います。