巻き爪

 

巻き爪とは、爪が長いときに爪甲が靴の両側から押されて先端が湾曲し、爪床の皮膚を挟んだり食い込んだりする状態のことです。

 

巻き爪の治療をするには、皮膚科へ行くのが一般的です。しかし、爪の状態や具合によっては、外科で治療した方が良いケースもありますし、さらに形成外科や整形外科の方が良い場合もあります。そのあたりの判断は、自分で行なうことは難しいので、まずは初めに皮膚科へ行くことをオススメします。

 

その後、医師の判断を仰ぎ、形成外科や整形外科に行くことも考えると良いでしょう。

 

巻き爪の主な治療法としては、爪甲の一部を切り取って人工爪(つけ爪)を作り、爪の湾曲を徐々に小さくしていく方法や、強力な弾性をもったワイヤーを入れて、時間をかけて湾曲を軽減させていくような方法があります。

 

どちらの方法をとったとしても、歯の矯正と同じように、どうしても時間がかかってしまいます。これらの方法をとっても上手くいかない場合には、手術による治療もあります。いずれにしても巻き爪は、早く治療を開始すればそれだけ早く改善するはずです。

 

また化膿した状態が長く続いていれば、骨の方に細菌が進入してしまう可能性もあります。また、巻き爪から陥入爪(かんにゅうそう)になってしまうこともあります。そうなると痛くて靴を履くことすらできなくなります。そうなる前に早めの治療を行なうようにしましょう。